親鸞聖人御絵伝
12月5日(日)は報恩講法要です。
この法要の時のみ「御絵伝(ごえでん)」をお掛けします。
親鸞聖人の90年のご生涯を図絵と詞書(ことばがき)で記された絵巻物を「善信聖人親鸞伝絵」や「親鸞伝絵」などと言います。
これは宗祖親鸞聖人の曾孫にあたる本願寺第3代宗主覚如上人によって著されました。
写伝される過程で図絵と詞書とが別々に流布されるようになり、図絵だけを抜粋し掛け軸になったものがこの「御絵伝」、詞書をまとめたものを「御伝鈔(ごでんしょう)」と言います。
年に一度の親鸞聖人のご法事である報恩講法要の際に「御絵伝」をお掛けし、「御伝鈔」を拝読して親鸞聖人のご遺徳を偲ばさせていただくのです。
ただの歴史の事としてではなく、親鸞聖人のお示しくださったお念仏の教えは今を生きる自分自身に向けられている教えであると聞かせていただくのです。
最後の写真は親鸞聖人が9歳の時に出家される場面です。
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