西楽寺 春季彼岸会

本日、西楽寺にて春季彼岸会をお勤め致しました。


講師は信行寺住職江上教願師。

彼岸は太陽が真東から登り、真西に沈んでいきます。
先人方は真西に沈みゆくその先に、阿弥陀仏の極楽浄土を想い、お念仏のみ教えを頂いてこられました。

決して死んで終わりのいのちではなく、阿弥陀仏に救われてお浄土に参らせていただくいのちであったと聞かせていただくのです。
その救いは南無阿弥陀仏の響きとなって、私の喉を震わし、声となり現れ出てくださる。

どうしたら救われていくという話ではなく、その救いのはたらきは、すでに私の声となり私のいのちに入り満ちて届くださっている。


「いわんや我が弥陀は名をもって物を接したまう。ここをもって耳に聞き口に誦(じゅ)するに、無辺の聖徳、識心(しきしん)に攬入(らんにゅう)す。」

(阿弥陀仏は名号をもって衆生(しゅじょう)を摂め取られるのである。 そこで、この名号を耳に聞き、口に称えると、限りない尊い功徳が心に入り満ちるのである。)



阿弥陀仏、そして仏となられた亡き方々が南無阿弥陀仏の響きとなり、このいのちに寄り添い導いてくださっているのです。

自らの声ではあるけれど、その声の響きの中にある仏さまの願いのはたらきを共に聞かせていただきましょう。

浄土真宗本願寺派 照谷山 西楽寺

0コメント

  • 1000 / 1000